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お知らせとFirefox Quantum

- 2017-10-01(Sun) - 

お久しぶりです。2年ぶりのブログ更新になります。
FC2ブログがSSLに対応していたので、当ブログもSSL化してみました。URLが「http://fxwiki.blog63.fc2.com/」から「https://fxwiki.blog.fc2.com/」になりましたが、旧URLでもリダイレクトされます。RSSリーダーで購読している方はもしかしたら変更する必要があるかも。

ご存知の方も多いかと思いますが、11月中旬に公開予定のFirefox Quantum(Firefox 57)以降ではFirefox 56まで動作していた旧式の拡張機能が動作しなくなります。

Firefox更新情報Wikiに掲載されている拡張機能ページの大半が旧式の拡張機能なわけですが、Wiki内を検索したときにFirefox 57以降に対応した新しい拡張機能かどうかを見分けるようにすることが困難であることと、タイトルにある更新情報というのは既に相応しくないので、後日Wikiを閉鎖しようと思います。今すぐではなくESR版Firefox 52系のサポートが終了する頃になると思います。

さて、Firefox Quantumを一足先に使っていますがFirefox 56と比べてかなり速いです。数年ぶりに新しいプロファイルを作って環境を作り直しましたし、使用している拡張機能もけっこう変わったので単純な比較にはなりませんが、リンクをクリックしてからページの表示が完了するまでの時間がかなり短くなりました。普段見ている多くのサイトでここまで速くなったと実感できたのは初めての事かも。

デフォルトテーマでUI密度を「コンパクト」に設定すると私がStylishでカスタマイズしていたFirefox 56の見た目にかなり近いので違和感はありませんし、メニュー周りもそのうち慣れるでしょう。Firefox 56まではStylishなどでカスタマイズしないとアクティブウィンドウ時にタブバーの背景色が変わらないためウィンドウがアクティブかどうかが分かりづらくて不便だったのですが、Firefox Quantumではついに標準で変わるようになりました。

Firefox Quantumでは旧式の拡張機能が使えなくなることよりも、拡張機能からUIをカスタマイズできなくなることが1番の問題だと思っている人もいるかもしれません。私の場合はStylishでカスタマイズして長年使っていた「ブックマークツールバーの2段化」(上段にブックマークフォルダを配置して下段に拡張機能アイコンを配置)と「ブックマークツールバーのポップアップ化」(タブバーやツールバーにマウスオーバーしたときだけブックマークツールバーを表示)が必須だったのですが、userChrome.cssにそれらのスタイルをほぼそのまま記述して適用できました。これが出来るかどうかで個人的には使いやすさが段違いなので一安心です。

使用しているアドオンの大半が旧式のものなので今のFirefox 56のまま使い続けたいという人もいるでしょうし、更新を止めたFirefoxを使い続けるのはセキュリティ的に危険なので前もってESR版に移行した人もいると思います。ですが、11月にFirefox Quantumがリリースされたら試してみる価値は十分にあると思いますよ。Firefoxから他のブラウザに乗り換えた人もね。

何もしないままFirefox Quantumに更新されて旧式の拡張機能が使えなくなり、各拡張機能に登録・設定した内容が分からなくなって困ることがないように、今のうちからFirefox Quantumに対応した代替のアドオンを少しずつでもいいので探して乗り換えましょう。StylusTampermonkeyなどのように、インポート・エクスポート機能がある拡張機能だと管理が楽になりますよ。万が一のときのために今のうちにプロファイルフォルダをまるごとバックアップしておくのもオススメします。

最後に、Firefox Quantum本体の事ではないのですが、1つ大きな不満点があります。それはAMO(公式のアドオンサイト)などでは拡張機能が動作しないところ。ブックマークレットも動きません。セキュリティ的にそうしているんだろうとは思いますが…。多くのアドオンは説明などが英語で書かれていて、Firefox 56までは翻訳する拡張機能を使っていたのですが、Firefox Quantumからはタブを切り替えて翻訳サイトを見ないといけないため、かなり面倒になりました。Google Playのように翻訳ボタンを設けて、説明欄などを1クリックで翻訳できるようにしてほしいなぁ。

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種類ごとにサイトへのリクエストを制御するuMatrix

- 2015-05-17(Sun) - 

今回紹介する拡張機能はuMatrix
画像やスクリプトなどの種類ごとに閲覧サイトや外部サイトへのリクエストを許可/ブロックできます。

ツールバーに追加されたアイコンをクリックするとパネルが表示されます。どのようなパネルかはAdd-ons for Firefoxに画像が掲載されていますのでご覧ください。表の各行は見ているページや外部サイトへのリクエストのドメインを指し、表の各列はリクエストの種類を指します。セル内の数字は許可/ブロックしたリクエスト数なので、この数字がある部分の色を変更してリクエストを制御することになります。

各セルの上半分をクリックして緑色になるとそのリクエストを許可し、下半分をクリックして赤色になるとそのリクエストをブロックします。各行の左端/上端をクリックした場合はその行/列の全リクエストを許可/ブロックし、左上のallをクリックした場合はすべてのリクエストを許可/ブロックします。クリックしたセルをもう一度クリックすると元に戻ります。薄い緑色と薄い赤色は別のルールによって許可/ブロックされていることを意味します。

各セルをクリックすると一時的なルールとして登録されますが、Firefox終了時にそのルールは破棄されます。表の上部にある錠前アイコンをクリックすることでそのサイトで登録した一時的なルールを保存でき、その錠前アイコンの右隣にあるアイコンをクリックするとそのサイトで登録した一時的なルールを破棄できます。セルのクリックとページの再読み込みを繰り返し、リクエストの制御が思い通りになってから保存するとよいでしょう。

パネルの左上にあるドメイン部分をクリックすると、どこからのリクエストを許可/ブロックするかを切り替えられます。いろんなサイトで読み込まれているスクリプトのように、特定のリクエストを多くのサイトで許可/ブロックしたい場合は「*」に切り替えてから許可/ブロックすることで複数のルールを作らなくて済みます。

uMatrixは去年からChrome版を使ってますが、Firefox版の予定もあるとのことで楽しみにしてました。先日ついにFirefox版が公開され、1週間ほど使ってみて概ね満足なのですが、RequestPolicyとの違いで気になった部分があります。

それはページのリダイレクトをブロックしないところ。コンテンツタイプをdocでブロックするルールを作れば特定のリダイレクトをブロックすることは可能ですが、そのドメインのページを普通に開くことができなくなりますし、RequestPolicyのように1クリックやショートカットキーでリダイレクト先を開くこともできません。使い勝手のことを考えればリダイレクトをブロックするほうがかなり不便なのですが、セキュリティのことを考えると未知のリダイレクトはブロックしておきたいんですよね。短縮URLのリンクをクリックしたときでも元のURLを確認してから開くかどうか決められますし。

もう1つ、フレーム内のリクエストを正しく制御できないようですが、こちらは将来のバージョンで対応されるようなので、それまではフレーム内のページを新しいタブなどで開いてから制御することで回避できるでしょう。

uMatrixのリクエストログ一覧はちょっと見づらいと思いますが、パネル部分は見やすくて良いですね。多数の外部サイトへのリクエストがあっても操作しやすいと思います。

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YouTubeなどの動画をmpvで再生するWatch with MPV

- 2015-03-08(Sun) - 

ブログで1年半ぶりになりますが拡張機能を紹介します。Watch with MPV(実際の拡張機能名はmpv-youtube-dl-binding)です。
YouTubeやニコニコ動画などの動画をメディアプレーヤーのmpvで再生します。

対応している動画サイトのページを開いた状態でツールバーに追加されたアイコンをクリックするか、設定で登録しておいたショートカットキーを押すと、その動画をmpvで再生します。動画ページヘのリンクを右クリックしてコンテキストメニューの「Watch with MPV」でリンク先の動画をmpvで再生することもできます。ページに埋め込まれている動画を停止するような機能はなく、URLをmpvに渡すだけです。

利用するには(mpvをインストールしていなければ)mpvをインストールして、そのフォルダにyoutube-dlも置いておきます。さらに、設定の「Native player location」にmpvのパスを記入しておきます。

mpv.exeのパスを指定した場合、未対応の動画サイトなどで再生しようとしてエラーになったときはmpvのウィンドウは表示されず、再生が始まるのかどうかよく分からないことがあります。mpv.exeの代わりにmpv.comのパスを指定しておくと、動画再生前にコマンドプロンプトのウィンドウが表示されます。問題があればエラー表示後にコマンドプロンプトが閉じ、問題がなければmpvのウィンドウが表示されて動画が再生されるので、慣れないうちはmpv.comのパスを指定しておいたほうがいいかも。

何も設定しないとYouTubeでは720p以下&30fps以下のmp4(H.264)動画が再生されるようですが、設定の「Additional player parameters」に「ytdl-format=bestvideo+bestaudio/best」と記入しておくと1080p&60fpsのwebm(VP9)動画も用意されていれば再生できるようになります。YouTubeでは4K動画もありますが、1080pより高解像度の動画が不要な場合は「--ytdl-format=bestvideo[height<=1080]+bestaudio/best」を。さらに、VP9はH.264と比べて負荷が高いので、もしVP9で再生したくない場合は「--ytdl-format=bestvideo[height<=1080][vcodec!=VP9]+bestaudio/best」で。

ちょっと蛇足ですが、ページ内に複数のFlash動画が埋め込まれている場合はClick to per-elementで1つ1つ読み込み&再生していけばいいのですが、HTML5動画では残念ながらClick to Play機能がありませんし、YouTubeのHTML5動画がいくつも埋め込まれているページを開くとFirefoxが数秒間フリーズするくらい重くなるので、このようなケースを体験するとHTML5動画はメリットよりもデメリットのほうが大きいと思ってしまいます。FirefoxでYouTubeの動画がFlashからHTML5へ正式に切り替わったとき、なにも問題にならなければいいのですが。YouTubeの動画をFlashで再生するようになるYouTube Flash Playerを使うのもいいのですが、わたしはこの対策としてYouTube Embed2Linkを入れて、埋め込み動画をリンク化しています。リンク化することでそのページで再生できなくなりますが前述のようなケースでは軽くなりますし、Watch with MPVとの組み合わせで便利になりました。

Firefoxでも近い将来YouTubeのHTML5プレーヤーで60fps表示できるようになりますが、わたしの環境ではコマ落ちして60fpsでませんしVP9ではまともに再生できません。Chromeでは問題ないんですけどね。

以前からmpvを使っていて「FlashやHTML5の代わりにmpvで再生できるようになれば軽くていいだろうなぁ」と思っていたので、わたしにとっては待望の拡張機能です。将来的に解像度やフォーマットを選択してから再生できるようになればもっと便利になりそう。Chromeを使わなくてもYouTubeの1080p/60fps/VP9の動画を見たいって方や、なるべく負荷をかけずに動画を再生したいって方にオススメします。

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RequestPolicyでCSSと画像を読み込むようにする

- 2015-03-01(Sun) - 

RequestPolicyはセキュリティ強化に欠かせない拡張機能の1つだと個人的に思っていますが、未定義のリクエストをすべて禁止する設定にしている場合、JavaScript・CSS・画像などを外部サイトに置いているサイトではそれらのリクエストを許可しておかないとページがまともに表示できないこともあります。サイトごとに設定をするのは面倒なので、RequestPolicyの使用をやめた人もいることでしょう。

リクエストを禁止にしたコンテンツのうち、画像とCSSを読み込むようにすれば多くのページでは崩れずに表示できるようになるはず。セキュリティの観点からも特に問題にはならないでしょうし。

そこで、登録しておいたポリシーに該当しない未定義のリクエストのうち、画像とCSSのリクエストはすべて許可するようにしてみましたので、ここにメモしておきます。

RequestPolicy 1.0Beta8.2
プロファイルフォルダ\extensions\requestpolicy.com.xpi\modules\RequestProcessor.jsm
488行目「request.requestResult = this._checkByDefaultPolicy(originURI, destURI);」の上の空白行のところに下記の8行を追加。

    if (request.aContentType === 3) {
request.requestResult.isAllowed = true;
return this.accept("Allowed to image requests that do not apply to rules", request);
}
if (request.aContentType === 4) {
request.requestResult.isAllowed = true;
return this.accept("Allowed to stylesheet requests that do not apply to rules", request);
}

上記の3は画像、4はCSSのことで、これらの数字の意味は「nsIContentPolicy - Mozilla | MDN」に掲載されています。Webフォントの14や動画/音声の15を追加するのもよさそうですね。なお、画像やCSSのリクエストは強制的に許可するわけではないので、ポリシーに追加することでブロックできます。(RequestPolicy 1.0系はルールに許可とブロックの両方を登録できます)

この改造は昨年のうちにしたのですが、初めて訪れるサイトでリクエストを許可するケースが減り、「使い勝手のことを考えれば最初からこの仕様にしたほうがよかったのでは・・・」と思うことも。RequestPolicy 0.5系では未定義のリクエストはブロックしていましたが、1.0系では設定から許可とブロックのどちらかを選べるようになりましたので、特定のリクエストだけブロックしてほかはすべて許可するような使い方もできますけどね。

今回のようなコンテンツごとの許可/ブロックはバージョン1.0の後に実装される計画になっていますがリリースはまだまだだと思うので、興味がある方は試してみてください。

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