今回紹介するFirefox拡張機能はFirefox 4 UI Fixer。
Firefox 4の表示周りを改良します。
※ 2010年11月現在、Firefox 4 UI FixerはFirefox 4のBeta版にのみ対応しています。
Firefox 4 UI Fixer 1.0には設定項目が3つあり、1つ目の「Use Movable Firefox Menu Button」をONにすると、メニューバーの表示/非表示にかかわらず、Firefox 3.6までと同じように閲覧ページタイトルがあるタイトルバーを表示します。Firefox 3.6と同様のタイトルバーになるため左上のFirefoxボタンは表示されないわけですが、その代わりにナビゲーションツールバーの左端にアイコンサイズのFirefoxボタンが追加され、好きな位置へ動かしたり取り外すこともできます。「Firefox 4でもFirefox 3.6と同じタイトルバーにしたいけど、メニューバーは隠しておきたいんだよね…」って方にオススメ。
2つ目の設定「Show "New Tab" in Tab Context Menu」をONにすると、タブのコンテキストメニュー「New Tab」を選択して新しいタブを開けるようにします。Firefox 4ではタブバーにある「新しいタブ」ボタン(最後のタブの右隣にある+ボタン)を取り外せるため、「少しでも広くしたいから新しいタブボタンを消したけど、マウスでの操作で新しいタブを開きたい」という場合にいいかも。
3つ目の設定「Statusbar Location」は、Firefox 3.6までステータスバー(Firefox 4ではアドオンバー)の右端に表示している拡張機能のアイコンをまとめてメニューバー/ナビゲーションツールバー/ブックマークツールバー/タブバーのいずれかへ移動できます。「ツールバーとかの空いたスペースにアドオンバーのアイコン群を持っていければなぁ」と以前から思っていたので、これで実現できます!
Firefox 4 UI Fixerを用いなくても、この1つ目の設定はツールバーのコンテキストメニューに、3つ目の設定は「ツールバーのカスタマイズ」から自由に移動できるとうれしいのですが、Firefox 4正式版ではどうなるかな。…このままなのかなぁ。今の仕様だと、Firefox 4にメジャーアップデートしたとき戸惑ってしまうユーザーもいると思うんですけどね。アドオンバーを表示したくない場合はこのFirefox 4 UI Fixerを、逆にアドオンバーをFirefox 3.6までのステータスバーと同じように使いたい場合は以前紹介したStatus-4-Evarを用いるとよさそう。